なやむ

昨日、外部に委託開発しているアプリの追加開発の受け入れを
担当している後輩から、今回の開発分ではない
既にリリース済み(運用開始中)のソースコードの不具合を報告受けた。

該当プロジェクトは、主担当者が昨年退社したため、
自分が担当する破目になったのだ。
(一度は丁重にお断りしたが、業務命令の名のもと…)
何回かソースコードを目にする機会があったが
コーディング上の問題は、何点か気づいていた。
しかし、自分が設計に関わっていたわけではないし
運用上の不具合は、発生させていない。
自分としては、今更ホワイトボックステストをかけて
コード品質を上げることに、短期ではなく長期的な利益さえ見出すことが
出来るとは思えず、大罪とは思いつつ放置していた。
自分なりには納得していたが、利用者は、そうは問屋がおろさず。
前述の不具合は、利用者にお伺いたて、修正するかどうかの判断を仰ぐ事にする。
しかし、利用者は、潜在不具合の修正および好ましくないソースコードの是正を
要求する権利は有すると思う。
(実際には、利用者代表と腹を割って話をするが)

一番気になるのは、追加開発の開始時に、自組織の役割を「受け入れをのみ」
と宣言している。
その一方で後輩君は、自分の過去の意思決定を理解していない、
または知ってて受け入れられない。

先にも言った様に、自分としては、
コード品質を上げることに、短期ではなく長期的な利益を見出すことが
出来るとは思えない。
(この場合に利益は、会社とそれにも増して自分の両方を含む。)
この是正にかかる工数を、もっと前向きな作業に振り向けたい。

なやむ。